月一やるから 身につく訓練



7月17日(木)20時より、砧八丁目児童遊園(砧8-16-2)で、D級可搬式消防ポンプ操作訓練を実施いたしました。毎月第3木曜日に、この場所で行っているもので、地域の皆様どなたでも、見学大歓迎、もちろん予約不要です。この時間に来てくだされば、この地域の防災力を、目にすることが出来るオープンな訓練です。公園中央の、ウルトラセブン像に見守られて行います。毎月第3木曜日の月一の訓練を、「Dポンディー」としています。年間を通して、月一で繰り返し実施しているため、季節ごとにエンジンのかかり具合が違い、訓練の精度、習熟度が上がります。また、自治会と地元商店街の「祖師谷みなみ商店街」の皆様と協働して実施することも、他の地域ではあまり例のない特徴的なことです。



D級可搬可搬式消防ポンプは、一般人が操作できる最大の能力を持つ消防ポンプです。法人格 砧町自治会の所有で、通称Dポンと呼んでいます。平時は区立砧八丁目児童遊園内の倉庫に格納されています。ガソリンエンジンで水をくみ上げ、放水、消火作業をする資機材です。電源は必要としません。「可搬式」という名前の通り、持ち運びがしやすく設計されていて、1~2人でも運搬は可能です。軽量なため、人力で運び、狭い場所や水利の近くに設置することができます。1分間に130リットル以上の放水ができます。D級というのは、もっとも小さいクラスで、初期消火に対応して、火の拡大を防ぐのに役立ちます。車両が入りづらい狭い路地などでも、活躍します。シンプルな構造なので、訓練を繰り返すことで基本操作を習得することが可能です。



なぜ、夜にやるの?そんなご質問を頂きました。商店街の皆さまと協働で訓練するため、時間的な制約があり、夜の時間帯の実施となりました。また、日中の好天の時とは違い、視界の悪い条件下での実施は、多くの不具合や改善点に気づくことがあります。これはこれで有意義な訓練だと思います。商店街の皆さまの他、消防団、地域内のグループホームなどから、参加者が集まってきます。どんなに優秀な消火資機材があっても、それを操作する人材が多く地域に存在しなければなりません。D級ポンプの仕組みや操作方法を理解して、参加者相互に協力し合うことが大切です。また地域内に、どんな消防水利がどこにあるかの確認も、防災活動の一部です。日頃から、防火水槽や消火栓の路上観察や、標識を意識してみてください。凛々しいウルトラセブンと共に、法人格 砧町自治会もこの町を守っていく使命感に燃えています。(防火・防災部 部長O)