防火防災訓練 実施いたしました!

10月12日(日)法人格砧町自治会主催、2025防火防災訓練を実施いたしました。台風23号の影響が心配されましたが、この日の天候は曇り。南海トラフ大地震の、発生確率が引き上げられた中、地域の皆様の関心事は、やはり災害対策です。その中で、個人で出来ることと、地域での取り組みにフォーカスして、砧八丁目児童遊園(砧8-16-2)にて、実施いたしました。「地域の皆様どなたでも!」とお呼びかけしたところ、実に多くの皆様にご参加いただきました。また、日曜日とあって、偶然この公園に遊びに来ていた親子連れの、飛び入り参加もありました。また、地域外からの参加も多く、日頃の、法人格砧町自治会の災害対策活動に、大いに注目して下さっていることへの証左だと、受け止めました。

今回も、スタンプラリー形式で、公園内を自由に廻っていただき、実技や、公園内の防災資機材の確認や、災害時の在宅避難の情報取得に努めていただきました。特に一時集合所に指定されている砧八丁目児童遊園、見回してみると、こんなにも多くの防災資機材、防災施設が配置されています。今まであまり気に留めていなかった、砧八丁目児童遊園の別の心強い面も、意識することが出来たのではないでしょうか。

訓練開始は、まず体を慣らす事から。今回も参加者全員で、ラジオ体操を行いました。続いて、スタンドパイプ訓練を行いました。スタンドパイプは、道路にある丸や四角の黄色い太線で囲まれた消火栓につないで、水圧を利用して消火する資機材です。消防団の皆様のお手本を参考に、一般参加者も、放水を実体験しました。大規模災害時に、消防車到着が期待できない時、一般市民が協力して消火作業にあたります。

起震車(地震体験車)の震度7の体験は、恐怖です。世田谷区の、「なまず号」恐るべしです。なまず号の定員は大人2名、子供は4名だそうです。揺れを感じたら、机などの硬い物の下に潜り、低い姿勢で揺れが収まるのを待ちましょう。そうは言っても、しっかりつかまっていても、体が振り回されてしまいます。でも、この恐怖を体験しておく事は大事です。上から物が落ちてこないか、すぐに潜れる場所があるか、この際、家の中を一度見回してみましょう。

小さな火のうちなら、自分たちで消すことが出来ます。家庭用消火器の取り扱い方を、覚えておきましょう。火の近くに持って行って、ピンを抜いて構えてレバーを引いて、目標に向かって、消火します。ピン・ポン・パンの掛け声で、覚えておきましょう。ご家庭の消火器の使用期限も確認しましょう。「火事だ!」と大声で知らせ、みんなで消火器を持ち寄って作業することで効果があります。また、道路にある「街路消火器」も同じような使用方法です。日頃から、街路消火器がどこにあるのかを確認しておきましょう。ちなみに、砧八丁目児童遊園には、二か所の入り口付近に各1台が設置してあります。

街路消火器の存在を意識してみると、今どきは「震災時 自宅が無事なら 在宅避難」の文字が横に大きく書かれています。在宅避難と言っても、準備する物があまりにも広範囲にわたるので、今回の訓練では、特に災害時のトイレ対策について、ご来場の皆さまと一緒に考えてみることにしました。携帯トイレは、セットではなく個別に揃えようという、法人格 砧町自治会からの呼びかけです。また、いつものように、災害時のトイレの準備を意識していただくために、「アートイレ」の制作も致しました。オリジナルな包装の為に、折り紙、シール、テープ、クレヨン、   などを準備しました。携帯トイレの外袋製作が、楽しくて仕方がない様子が見て取れて、力作が次々と完成いたしました。

在宅避難のブースは、会館内で実施いたしましたが、もう一つ、命に係わるAED訓練も、同じ会館内で消防団の皆様のご指導により、行われました。誰もがその現場に居合わせたら、命を助ける人になりましょう!AEDは、心室細動を起こした心臓に電気ショックを与えることで、心臓のポンプ機能を回復させる効果があります。一般の人でも使用が出来て、迅速な救命活動が可能です。AEDの使用により、心臓突然死の救命率向上が期待されます。AEDは、公共の場や、意図が集まる場所に設置されています。本日の会場である、砧八丁目児童遊園の中にある地区会館の玄関にもあります。もちろん、法人格 砧町自治会の玄関前にも設置しています。級ん給餌に迅速にしようされることが重要です。また、肌の露出を避けるため、法人格 砧町自治会では、AEDシートも作成してみました。

この日も、黄色いテントでもくもく!煙中避難訓練も行いました。

起震車で震度7の揺れを体感、何人でどのように搬送するか、搬送訓練で傷病者を在宅避難は、どのような物を備えればいいのか、初期消火の手順、在宅避難で重要なトイレグッズ、何を備えればいいのか、新たな発見や、気づきを得て、もっと深く広く、防災をについて考えてみようとようとなれば、この防災訓練のいいがあります。

搬送訓練は、車いすと担架で行いました。椅子を使うもの、竹竿と毛布を使うもの、畳や戸板を使うもの、背負って移動など、方法は沢山あります。病人やけが人を不安がらせず、速やかに安全な場所まで、搬送する。普段から、このような時に「どのようンあ搬送手段があるのか、意識しておいた方がいいです。今回は、グループホーム砧の職員の方が、車いすの操作方法を、丁寧にご指導してくださいました。

公園内にあるベンチのひとつが、災害時にはかまどに変身することはご存知ですか。また、スツールもかまどになって、煮炊き出来るようになっています。もちろん、燃料・食材・調理のスキルがあってのことですが。燃料は、どんなものから順に燃えやすいか、火にくべる順番を知って欲しいのです。割りばし、松ぼっくり、薪、炭などを並べてみました。この燃料で作った給食配布も、皆さんの協力があって初めて成り立ちます。

この日の訓練の参加者には、せたがやPay500ポイントが配られました。これは、せたがやPayを活用した地域コミュニティ支援の取り組みなのです。区や、町会・自治会、NPO、市民活動団体、子育て団体、福祉団体など地域コミュニティを支える団体等のイベント等の運営や参加で、せたがやpayのポイント(地域コミュニティポイント)が手に入る仕組みです。訓練でスキルアップ、地域のつながりを実感、おまけにせたがやpayのポイントも手に入るなんて!参加者の皆様にとっては、一石三鳥の機会となりました。これからも、法人格砧町自治会では、地域の皆様と協同して、独自の防災活動に取り組んでまいります。(防火防災部 部長O)