月一回 やるから習熟度UP!

D級可搬式消防ポンプ(以下Dポンと表記)は、一般市民が扱える最強の消火資機材です。法人格 砧町自治会所有のDポンは、砧八丁目児童遊園(砧8-2-21)の、可搬式消防ポンプ格納庫の中にあります。所有しているだけでは、意味がありません。そこで、毎月1回 第3木曜日 夜8時より、法人格 砧町自治会と地元の商店街 祖師谷みなみ商店街とで、協力して訓練を行うことにしています。地域の自治会と商店街の強いタッグで、災害時に力を発揮します。この連携は、日頃の、情報交換や、相互協力の下地があるからこそだと思います。もちろん、一般の方がその時間にいらしても、訓練の様子をご覧いただけます。実際に参加することも可能です。地域の防災力向上は、どれだけ住民の皆さまを巻き込んで、底辺を広げられるかが鍵です。

8月21日(木)午後8時より、砧八丁目児童遊園にて、可搬式消防ポンプ(D型ポンプ)の操作訓練を行いました。参加者は8名でした。ここ砧八丁目児童遊園は、災害時の一時集合所にも指定されています。そして「防災ミニ公園」と言っていいほど、防災関連設備が整っています。防災パーゴラ、かまどベンチ、かまどスツール、防災行政無線塔、ソーラー式照明灯、バッテリー内蔵式照明灯。加えて消火資機材としては、街路消火器、スタンドパイプ、D級可搬式消防ポンプが揃っています。この日は、その中のひとつ、Dポンの操作訓練をいたしました。Dポンは、初期の火災に対応するための小型ポンプで、1分間に130リットル以上の放水が可能です。操作も簡単で、少人数での使用が可能なため、地域の町会や自主防災組織、学校などに配置されています。この日も、法人格 砧町自治会の理事と、祖師谷みなみ商店街の有志が操作訓練を協働で実施いたしました。この消火活動は、ポンプの現物と、操作に携わる人と、操作スキルの三つが揃ってこそ、威力を発揮します。このDポン操作訓練は、地元商店街の皆様と合同で毎月一回訓練を実施しています。多くの人が訓練に参加することで、地域の防災力を強化することが出来ます。

毎月1回、定期的に行うので、習熟度が上がります。お互いの連携も上手くいきます。いいことばかりに聞こえますが、このDポンで消火できるのは、設置するまでの移動距離や所要時間、水源の確保などを考えると、せいぜい1ヶ所か2か所です。まずは、火を出さない、そして小さな火のうちに消火することです。「消そう 小さな火のうちに!」が重要です。ご自宅の消火器の、使用年数の確認もしてみてください。法人格 砧町自治会主催の「D級可搬消防ポンプ訓練」「防火・防災訓練」「防災展覧会」に参加して、防災力を身に着けましょう。他人任せでなく、自分の町は自分で守る心構えが必要です。 (防火防災部 部長O)