空を押し上げて~

桜の花を見送ったら、入れ替わるようにハナミズキの花が咲き始めました。薄紅色、白、濃いピンク色もあります。城山通りはまさに今、ハナミズキ通り。そして足元には、ツツジの花も咲き誇っているのです。2009年に、砧地区町会自治会連合会の、町会自治会加入促進委員会が作成した、砧かるたの文言は「はなみづき やさしく揺れる 城山どおり」と、まさにこの光景を詠っています。この地域には「ハナミズキ」を冠した施設や、お店もたくさんあります。

砧公園の 温水プール横に植えられた木には、ハナミズキの説明ボードがあります。米国ワシントン・ポトマック川の桜並木が、日本から1912年に贈られた”日米親善”の象徴であることはよく知られています。そして、その返礼として、1915年に米国から日本に「ハナミズキ」が40本が贈られました。ハナミズキの花言葉が、「返礼」「永続性」「私の思いを受け入れて」だそうです。その時に贈られた原木は、今は深沢にある「都立園芸高校」に唯一残されているとのことです。その原木から接ぎ木したものが、2019年に、ここに植樹されました。そのハナミズキの紹介ボードの横に、「会えたわー」(AE-TOWER)が建っています。なんとこれは、災害時の避難をサポートするための、「ソーラー避難誘導塔」なのだそうです。その印象的なネーミングで、ソーラーパネル装備、避難場所のアイキャッチにもなるというもの。ここだけではなく、世田谷の公園内に数か所設置してあるそうです。ハナミズキの鑑賞と共に、防災意識もひとつ積み重ねましょう。(広報部 部長K)