一夜限りの 納涼盆踊り大会



いつもは、7月最終週の金曜日、土曜日に開催していた、法人格 砧町自治会の「納涼盆踊り大会」ですが、7月の参議院議員選挙のため、会場使用が叶わず、8月1日(金)2日(土)の開催となりました。そのため、地域内の他のイベントと重複して、協力者や来場者の減少も、懸念されました。そんな中、準備を進める私共を直撃したのが、ダブル台風です。予報での関東地方上陸を考慮して、8月2日(土)は事前に中止のお知らせを発表いたしました。一日だけの開催となった8月1日(金)も、朝から何度かの通り雨があり、心が折れそうでした。それでも、天が我々に味方して、開始時刻には、雨も上がりました。公園内にできた、いくつかの水たまりの対応や、花掛けボードの張り直しなどの仕事が増えましたが。



会場となる砧八丁目児童遊園の中央には、ウルトラセブン像。祭り提灯とウルトラセブンの昼と夜の姿。木々の緑に赤い提灯と赤いウルトラマンが映えて、貴重なショットではありませんか。もちろん、法人格 砧町自治会アイドル「法人くん」も本部席に登場。知らない方は、本当の人間だと勘違いして、ギョッとされていました。どうぞ、以後お見知りおきを~



選挙の関係で日程がずれたことにより、嬉しいこともありました。地元の明正小学校の「明正小HAPPYエイサーズ」の子どもたちの演舞を、オープニングで堪能出来たことです。6年生は修学旅行に行っているのだそうです。3・4・5年生中心の踊りでしたが、きびきびとして統制が取れていて、踊りも太鼓の音にも聞き惚れてしまいました。ミルクムナリ、クーダーカー、三線の花、五穀豊穣などを披露してくれました。まさに、オープニングイベントに相応しい、圧巻の演舞でした。この後、子供たちは衣装を着替えて、焼きそばを食べ、ヨーヨー釣りをしたりと、盆踊り大会を楽しんでくれたようです。



日本全国から集められた盆踊り曲、全13曲をこのヤグラの上で踊りました。炭坑節、東京音頭、大東京音頭、花笠音頭の盆踊りの定番曲や、地元の名曲、砧音頭、世田谷よいとこ、平成音頭。ゆったりと抒情たっぷりに踊る、相馬盆唄、郡上踊りなど。特に盛り上がるのが、太鼓の皆様の見せ場、聞かせどころの、八木節、火の国太鼓です。どなたでも踊り出さずにはいられません。他の地域から来た男性が、「盆踊りがこんなに楽しいなんて!何十年ぶりかで踊ってみました。」と嬉しそうに本部席まで、報告に来てくださいました。



魂の鼓動、盆踊りを盛りあげてくださるのは、地元の和太鼓集団「和響太鼓」の皆さまです。今年で創設29周年を迎えました。この時期、あちこちの盆踊り大会で引っ張りだこです。長年のお付き合いで、毎年私共の盆踊りにも来てくださいました。太鼓が無い盆踊りなど、考えられません。同じく、盆踊りに欠かせないのが、夜店です。協賛の祖師谷みなみ商店街の皆さまが出店してくださる多彩な夜店。砧工房様の魅力的な品ぞろえ、山野小学校PTAの皆様の楽しい千本釣り、山野レッドイーグルスの皆様のおいしい焼きそば、そしていつも行列ができる我が法人格 砧町自治会出店のヨーヨー。子供たちは、踊ることより夜店の魅力に惹かれていました。









盆踊り大会の抱える悩みはどこも同じ、会場周辺の騒音対策です。事前のごあいさつ回りで、皆様に心よくご了解をいただきましたが、それにしても音楽、太鼓の音、人々の歓声など、嫌いな人にとっては迷惑極まりない騒音です。8時30分の終演を確約しておりましたが、ちょうどその時間に、すべての楽曲を踊りきることが出来ました。踊り手も多彩です。もちろん協賛の祖師谷みなみ商店街女性部の皆さま、盆踊りのエキスパート悠遊踊ろう会の皆さま、砧町町会の皆さま、友愛十字会の皆さま。そして、金曜日の勤務の後、そろいの法被で駆けつけてくださるきらぼし銀行の皆さま。盆踊りの準備に、夜店出店に、会場警備にと大忙しの山野小PTAの皆さま。教職員に加えて、なんと校長先生まで楽し気にヤグラの上で踊ってくださいました。スフィーダ世田谷FCの選手の皆さまも踊りに参加。「盆踊り練習会」の段階からご参加くださっていた、他の地域からの盆踊りマニアの方の姿も確認できました。どなたでも、すぐに踊りの輪に入ることが出来る、これが盆踊りの魅力ですね。






盛大に開催された「納涼盆踊り大会」を見守ってくださった、成城消防団第五分団三部の皆様に感謝です。会場周辺の自転車の整理にも活躍してくださいました。また、小・中学校保護者の皆さま、商店街青年部の皆さま、おかげさまで、安全で楽しい盆踊り大会を完了することが出来ました。また、準備段階からお手伝い下さったスフィーダ世田谷FCのマネージャー、砧愛の園の職員の方、高齢化した私共理事に代わって、ヤグラの高い部分の作業や、花掛けボードへの貼り付け、その他力仕事全般を引き受けてくださり、本当に助かりました。そして、いざという時に、素早いレスポンスで、的確に対応してくださる、大切で愛しい法人格 砧町自治会のサポーターの皆さま。このようなチームワークで、夏の一大イベントを完了することが出来ました。「平時のイベントは、非常時の訓練になる」と聞いたことがあります。こんな関係性が、町の安心安全に繋がっていくはずです。ご協力いただきました皆さま、ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。(婦人部 部長S)