AED これが足りなかった!
AEDの有用性は分かっていたものの、自治会会館に設置がなかなか叶いませんでした。そうした中、2022年に、A議員のご尽力により、自治会会館内の玄関ホールにようやく設置することが出来ました。ADEがここにあることの周知にも努めました。使い方をマスターすることに重点を置き、消防署、婦人団体などのAED操作講習会にメンバーが積極的に参加してきました、主催事業の、「防火・防災訓練」「防災展覧会」の折にも、一般の方に操作方法を試していただきました。自前のAEDであるため、地域内の公園での防災訓練や、盆踊り大会など人々が多く集まるところに持ち出しが可能で、これも一つのAEDの周知活動だと言えます。幸いなことに、今のところ使うタイミングはなかったのですが、地域の安心材料のひとつとして、会員の皆さまにも喜ばれています。
AED(自動対外式除細動器)は、通常 法人格 砧町自治会の会館の玄関に設置してあります。心臓に電気ショックを与え、けいれんを取り除く「除細動」をおこなうことで、正常な状態に戻すことが出来る医療機器です。それまでは医師しか使用できなかったものが、2004年に一般の人も使用できるようになりました。それからすでに20年が経とうとしています。AEDの使用は、救命率を高めるだけではなく、後遺症を残さないないためにも重要です。AEDは、Automated External Defibrillatorの頭文字をとったもので、日本語訳は自動体外式除細動器といいます。小型の器械で、体外(裸の胸の上)に貼った電極のついたパッドから自動的に心臓の状態を判断します。もし心室細動という不整脈(心臓が細かくブルブルふるえていて、血液を全身に送ることができない状態)を起こしていれば、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えること(電気ショック)で、心臓の状態を正常に戻す機能を持っています。
AED本体、操作スキル、使える人と、「もの・こと・ひと」の3っつの条件はそろったとはいえ、足りないものがありました。
その足りないものは、使用率に男女差があることへの対応です、女性に使う場合、体に直接触れることから、ためらうケースが多く見られるそうです。助けたいという思いのほか、死への恐怖、命を預かることへの負担感、スキル不足など、使用する側にも多くの感情が湧きあがります。ためらうポイントのひとつ、体を見る、見られるの抵抗感を少しでも減らすために、「AEDシート」の普及が進んでいます。法人格 砧町自治会では、手作りのAEDシートを、AEDの側に設置いたしました。シートではなく、三角巾も役に立つということで、一緒に置いてあります。また、毛布で周りを囲む、人々が背を向けて囲み視線を遮るなどの方法も有効です。AEDに関して、足りなかったのは、この配慮だったのです。AEDプラスAEDシート、法人格 砧町自治会会館、玄関ホールでご覧ください。 (防火・防災部 部長O)