さぎ草 咲きました!

この地域では、「さぎ草植え込み講習会」が何度か開催されています。そこに参加した当自治会の理事の自宅で育てたさぎ草が、こんなに見事に咲きました。(7月1日撮影)さぎ草は、ご覧のようにシラサギが飛ぶような形の美しい花を咲かせます。青森と北海道を除く日本各地の低地の、日当たりの良い湿地に自生するラン科の植物です。近年、自生地が激減し、準絶滅危惧種に指定されています。1968(昭和43)年に公募により「区の花」に制定されました。かつて世田谷区にも多数自生していて、さぎ草にまつわる悲しい伝説も残っています。残念ながら今では自生していないそうです。伝説ゆかりの地、九品仏浄真寺にある区立「鷺草園」(世田谷区奥沢7-41-3)では、毎年7月下旬に植えつけを行い、8月中旬まで楽しめるそうです。また、フラワーランド、区立瀬田農業公園(瀬田5-30-1)の水辺でも見ることができます。さぎ草の花言葉は、清純、繊細、無垢、神秘的な愛、などその姿から連想されるものばかりです。また、伝説に由来して、「夢でもあなたを想う」という強い意志を象徴したものもあります。

世田谷区の花がさぎ草なら、区の鳥は「オナガ」です。スズメ目カラス科の鳥で、35cmほどの体のうち、尾羽が20~30cmほどと長く、名前の由来となっています。世田谷区の木は、「ケヤキ」です。北海道と九州の一部を除く日本全土に分布するニレ科の落葉高木で、陽のあたる場所を好み、成長が早く、寿命が長いのが特徴です。世田谷区の、花、鳥、木にご注目ください。このうち、さぎ草ならば、手元で育てられそうです。来年のさぎ草植えつけ講習会に、どうぞご参加ください。(環境厚生部 部長A)