普通救命講習会に参加して

9月5日(金)砧地区身近なまちづくり推進協議会主催の、「普通救命講習会」が、砧まちづくりセンター活動フロアーで開催されました。参加者は、性別、年代それぞれ。救急救命のスキルを学ぶ意欲満々の地域の方々が、集まりました。法人格 砧町自治会のメンバーも、スタッフとして、参加者として、3時間の講習に取り組みました。

丁寧な解説と、動画視聴、実技で、応急手当の重要性、救命処置をより深く知れた思いがしました。何度もこのような講習会には参加しているのですが、コロナ感染症流行期と現在では、対処法が少し違ってきているようです。こうした情報も、暫時アップデイトしていかなければと実感いたしました。「他人を救おうとする社会が自分を救う」という言葉も心に残りました。気道異物除去の方法も、知っているのと知らないのでは、大きな差が出ると感じました。

2004年に一般市民の利用が可能になったAEDは、もう20年以上が経過したそうです。設置台数も全国で約69万台(23年12月末時点)人口当たりの台数としては、世界でも高水準だそうです。ただ一般市民が遭遇した心肺停止事故のうち、AEDが使われたのは、わずか4.3%だそうです。AEDの使用は、救命率を高めるだけではなく、その後の社会復帰率も高まることも知られています。誰もが、緊急の場で、対応できるより良いバイスタンダーになることが、重要です。AEDを使えていたら、救えたはずの命は、多いそうです。

AED操作は、電源をいれたら、機器が音声でやり方を教えてくれるので、思ってより簡単なので、落ち着いて取り組むことが大事です。まさに、AEDを動かすのは、勇気ではなく知識なんですね。そして、周りの人々の協力も重要なポイントです。どこにAEDがあるのか、持ってくる人、119番通報する人、みんなの連携が必要です。また、使用率に男女差があり、女性に使う場合、体を見る、見られるの抵抗感が大きいそうです。そのため、三角巾を使ったり、周りを背を向けた人々が視線を遮るように囲ったり、「AEDシート」を使用する方法もあります。法人格 砧町自治会の会館には、人が多く集まるので、2022年には、AEDを設置いたしました。そのAEDは、防災訓練や、盆踊り大会等、人が集まる時に持ち出して、人々に意識してもらうように努めています。そして手作りの「AEDシート」も準備してあります。

このような救急救命講習会は、この地域で主催者は違えども、何度も実施されています。学校でも、子供たちに教えています。AEDの設置場所が分かるアプリもあるそうです。どうか、使い方をマスターして、助ける側に回る人が少しでも増えますように!(広報部 部長K)