フェーズフリー防災 その1
防災のフェーズフリーとは、日常で使うものを災害時にも活用することです。日常と非日常を分けることなく、どちらでも使える物やサービスが、「備えない防災」フェーズフリーの考え方です。今回は、トイレットペーパーについて考えてみましょう。大規模災害の際の、トイレットペーパーの不足は深刻な問題です。 トイレットペーパーは、ほぼ100%国産で、そのメーカーの40%が静岡県にあります。東海地震、火山噴火の際には混乱が起きること必至です。経済産業省は、一か月分の備えを推奨しています。また、日本家庭紙工業会は「トイレットペーパー供給継続計画」を策定し、災害の際にはトイレットペーパーの増産等を行うことになっていますが、それでも1か月程度の混乱が起こることが予想されています。
6月17日(土)に行われた、法人格 砧町自治会主催「組長会」にご出席いただいた会員の皆様には、「トイレットペーパーのご準備を!」の呼びかけで、トイレットペーパーをお持ち帰りいただきました。「芯を抜き、つぶして避難リュックに詰めましょう」「避難所に行くときは、必ず一人1ロールを持参しましょう」などの注意も書き添えました。備えない防災!防災用品として、トイレットペーパーの1か月分の備蓄。これなら今日からできそうではありませんか! (防火・防災部 部長O)