秋が深まる 川場村へ

11月1日(金)砧婦人団体主催の、バス研修会に参加いたしました。今年の紅葉はまだまだですが、澄んだ空気、清らかな流れ、秋が深まる群馬県川場村に行ってきました。この研修会には、法人格 砧町自治会の理事6名が参加いたしました。世田谷区と川場村の交流活動は、皆さまもよくご存じだと思います。小学生がいるご家庭なら移動教室などで、なおさらです。川場移動教室は、子どもたちが都市と農山村の環境の違いや自然の大切さを学び、相互の理解を深める貴重な機会として受け継がれています。子どもたちだけではなく、これまで 多くの世田谷区民が川場村を訪れてきました。様々なイベントを通じた交流 が 中心でありましたが、今では区 民と村民が自由に行き来し、自主的・自発 的な交流も見られるようになっているそうです。こうした世田谷区と村の交流は、「友好の森事業」、「自然エネルギーを通した連携」、「川場村産木材の活用」など、都市と農山村の特徴を活かして、お互いの政策課題の解決に向けた事業に発展しています。このような交流を続ける関係は、一般的には「姉妹都市」などと呼びますが、川場村と世田谷区は、昭和56(1981)年「区民健康村相互協力に関する協定(縁組協定)」とて、縁組と呼んでいます。全国的に縁組協定は非常に珍しいケースだそうです。都市と農山村がお互いの特長を生かし、分かち合って交流し、その中から心豊かな生活を見出していこうというものです。ともに相互の「まちづくり、むらづくり」に協力することを意味し、「ひと・もの・かね・しくみ(情報)・こころ」の交流を目指しているとのことです。 

今回は、新設された 群馬県利根郡川場村大字谷地3200にある、KWABABASEと呼ばれる、村役場を含む村民の憩いの場である複合施設を見学しました。この地域の、栗、杉、ひのきなどの木材をふんだんに使用した館内は、明るく豊かな時間が流れる、癒しの空間です。子供たちの遊び場や、学習室、会議室、などの充実した施設の他、エネルギー政策や災害時の対応にも力を入れています。間伐材から木のチップを作り、それを燃料にしたり、太陽光パネルも設置されて、未来を見据えてのエネルギー対策が出来ているとを感じました。世田谷区の新庁舎にはどんな魅力があるのかなと、ぼんやり考えてみました。また、移住促進イベントにも力を注ぎ、他県からの問い合わせも多いそうです。こんなに自然豊かな場所に住んでみたい、こんな環境で子供を育てたいとの要望もあることも頷けます。

道の駅 川場田園プラザ( 群馬県利根郡川場村大字萩室385)に立ち寄りました。関東の道の駅ランキングで、いつも1位になる人気のスポットです。TVでもよく紹介されています。自然の地形を生かした、このような道の駅は、あまり類を見ません。りんご・ブルーベリー・こんにゃく・地酒・地ビール・ヨーグルト・ジュース・ジャム・手づくりハム・アップルパイ・雪ほたか(川場産こしひかり)などが販売されていています。女性参加者が多いので、みなさん、爆買いされたことは言うまでもありません。施設見学はもちろんのこと、道中で参加者同士の交流ができたことは、大いに意義があった企画だと思いました。主催者の皆さまに感謝!(婦人部 部長S)