避難所開設・地域防災訓練

もうすでに16回目となる「避難所開設地域防災訓練」。11月23日(日)10時30分から12時まで、山野小学校で実施されました。短時間ではありましたが、内容が盛りだくさん。今回は155名の参加者を数え、一人あたり、「せたPay」500ポイントが付与されました。今回は多目的室で、気象予報士の斉田季節実治氏の防災講演もありました。この山野小学校は、災害時には避難所として開設されるので、参加なさった方は、その規模や備えに、イメージが湧いたのではないでしょうか。

煙トンネル、救命講習、スタンドパイプ体験、震度6体験コーナーなどさまざまなコーナーがある中、法人格 砧町自治会のメンバーの多くは、給食物資の炊き出しのコーナーの担当です。災害時の食料配布の訓練をしました。バーナーでお湯を沸かす。アルファ米にそのお湯を注いで、温かいご飯が完成。今回は、フードパックにご飯を盛り付けるだけではなく、アイラップ(ポリエチレンの袋)にご飯を入れて、おむすびにする方法も試してみました。温めずに食べられるレトルトのカレー、乾燥野菜がたっぷり入った味噌汁も提供されました。年々アルファ米がおいしくなっていて、驚きます。ごはん、味噌汁、レトルトカレー、こんなシンプルなメニューでさえ、災害時には、発災後3日目くらい経過してからでないと、提供できません。材料、燃料、マンパワーの3っつが揃わなければならないのです。どうしても、このようなデモをして困るのは、ややもすると、希望的観測が勝って、避難所に駆けつければ、すぐに食事が提供されると思われてしまうことです。もし、避難所に行くようなことになったなら、自分の食べる分の食料は、数日分持参するようにしましょう。

給食物資の担当でしたので、災害時に重宝する「液体ミルク」も展示してみました。お子様連れの親御さんは、「もう備えている」、「何回か使ったことがある」など、関心が高いようでした。この訓練は、スタンプラリー形式で、17のポイントを廻るようになっています。今回は、ボランティアサテライトも設置され、見どころ満載なのですが、自分の担当箇所に縛られて、他のコーナーを見られないことが、いつも心残りです。

この避難所運営には、私共、法人格 砧町自治会の他、砧町町会、千歳台睦会、千歳台南会など、地元の町会・自治会が協力しています。ご来場なさった方は、新たな気付きやヒントに出会えたでしょうか。防災を我がことと捉え、これからもたゆまぬ努力を惜しまないようにいたしましょう。法人格 砧町自治会からは、5人の理事がこの訓練に参加いたしました。(防火・防災部 部長O)