9月1日 安否確認掲示訓練の日

9月1日は、1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東地方一帯を襲った大地震、関東大震災を忘れないための、震災の日です。お隣の法人格 成城自治会の皆さまは、この日に安否確認訓練を毎年なさっています。その日に町内を見渡してみると、ほとんどのお宅の玄関や門扉に、「無事OK」の安否確認カードが掲示されます。2011(平成23)年に発生した東日本大震災の、3月11日にも実施されているそうです。いざという時、迅速な安否確認や適切な初動対応を行うためには、日頃から地域住民が互いに連携を取れる環境づくりをしておくことが大切です。迅速に安否確認を行うことによって、救助が必要な人を素早く発見し、助けることができます。阪神・淡路大震災が発生した際、地震により建物から救出され生き延びた人のうち、約8割が家族や近隣住民に助けられたというのは、皆さまご存じのはずです。有事の際に助け合うためには、日頃から地域で、安否確認訓練を実施しておくことが非常に大切です。

このような、災害時の安否確認訓練は、全国でも多くの取り組みが行われています。自治会単位であったり、マンション単位で、無事の確認を行うところもあります。荒川区のように行政が直接かかわってい安否確認シールを配布しているところもあります。荒川区ではその他、あらかじめ必要事項を記入しておき、震災時に避難所に持参し、速やかに避難者情報を把握することができる、カードも配布しているということです。まずは、住民お互いの助け合いが大切です。いざという時に、お互い声を掛け合える程度の関係性を、日頃から構築しておくことは重要です。住民同士が顔見知りになれる工夫やイベントの開催などは、自治会に課せられた役目だと認識しています。防災訓練、防災関連講習会、防災資機材の充実、D級可搬消防ポンプ・スタンドパイプ訓練、AED設置など、自治会として率先して行ってきています。防災は地域みんなで取り組むべき課題です。多くの皆様に、法人格 砧町自治会にご加入いただきたいのも、そのためです。

無事を知らせるのに、黄色のハンケチやタオル、手ぬぐいを使用しているところもあります。フラッグや、ドアに貼り付けるマグネットや、ドアノブハンガータイプもあります。いずれかの方法で、我が家の無事を知らせれば、災害時に迅速かつ確実に安否確認が行えます。安否確認が早いほど助かる命も多くなります。地域において、住民の安否確認に重要な役割を担うのは、常日ごろから住民と交流し、協力し合っている自治会です。安否確認グッズは、実際の災害があった時には、3日間はそのまま掲げておきましょう。このような確認グッズとシステムの構築が、まだ出来ていないのが砧の現状です。防災の日にあたり、早急な対処が必要だと感じます。(防火・防災部 部長O)