D級可搬式消防ポンプ 訓練を実施いたしました!

12月18日(木)砧八丁目児童遊園(砧8-16-2)で、D級可搬式消防ポンプの訓練を行いました。19日には政府の有識者会議がまとめた、首都圏直下型地震の被害想定の報告書が示されました。それによると、M7級の地震が発生したなら、都内では死者8,000人、全壊・消失する建物は176,000棟にも上る想定だそうです。季節や時間帯でも、想定は変わってきますが、公助に頼ることなく、「自分ごと」と捉えて、受け止めることが求められています。多くの人の危機意識の底上げが、重要です。

砧八丁目児童遊園(砧)法人格砧町自治会所有の「D級可搬式消防ポンプ」が設置されているのは、ご存知ですか。毎月1回、第3木曜日の午後8時より、操作訓練を行っています。月一での訓練頻度は、スキルアップにつながっています。D級可搬式消防ポンプは、一般人が操作できる最大の能力を持つ消防ポンプです。ガソリンエンジンで水をくみ上げ、放水、消火作業をする資機材です。電源は必要としません。「可搬式」という名前の通り、持ち運びがしやすく設計されていて、1~2人でも運搬可能です。軽量なため、人力で運び、狭い場所や水利の近くに設置することができます。初期消火に対応して、火の拡大を防ぐのに役立ちます。消防車両が入りづらい狭い路地などでも、活躍します。シンプルな構造で、訓練を繰り返すことで誰でも習得することが可能です。

初期の火災に対応するためのこのポンプは、1分間に130リットル以上の放水が可能です。操作も簡単で、少人数での使用が可能なことから、地域の町会や自主防災組織、学校などに配置されています。これによる消火活動は、ポンプの現物と、操作に携わる人と、操作スキルの三つが揃ってこそ、はじめて威力を発揮します。この操作訓練を、毎月一回行うことで、習熟度がアップします。防災を「自分ごと」として、地域の多くの人が訓練に参加、スキルアップすることで、地域の防災力を強化することが出来ます。ぜひ、次回は御参加ください。(防火防災部 部長O)