さぎ草の花が咲きました

自治会の O理事の自宅で さぎ草の花が咲きました。ラン科の湿地性の多年草で、すらりと伸びた細い茎の先に空を舞う白鷺(しらさぎ)にも似た、純白の小さな花をつけます。その姿はまさに大空を飛んでいる鷺そのものです。これは、O理事が2月18日に、まちづくりセンターで講習を受けて、仕立てたものだそうです。丹精込めてお世話をすると、こんな形で返ってくるのですね。湿地に生えるため、区内でも田んぼがあった大正時代の終わりころまで、あちらこちらで見られたそうです。世田谷区では、1986年(昭和43年)に区民の公募により、「区の花」に制定されました。常盤姫にまつわる悲しい言い伝えから、区民にはこの花に関する特別な思い入れがあったのだと思います。特に有名な、九品仏浄真寺の境内にある「鷺草園」の花の見ごろは8月だそうです。お出かけしてみてはいかがでしょう。