災害時の 最大の 私事!
新年早々、1月1日16時10分頃に石川県能登地方で最大震度7を観測する地震があり、令和6年能登半島地震と定められました。また千葉県でも地震が頻発していて、スロースリップという現象が巨大な地震にもつながりかねないなどと、不安をあおります。そうした中で、大災害の時に、自宅が安全なら在宅避難をしようという動きが進められています。現在の避難所での最重要課題はTKBといって、トイレ・キッチン・ベッドとして、トイレ対策が最初に挙げられています。避難所に行くにしても、在宅避難にしても、トイレは、最大の私事です。食料のように、分け合うことが出来ません。この問題に、法人格 砧町自治会ではこれまで何回もトイレ研修会を催してきました。自治会で制作した「安心トイレ」のサンプルをお配りしたり、実際に会員の皆さまとご一緒に、携帯トイレをセットしてみるということにも挑戦してみました。
近頃配布された、「世田谷区の災害時お家生活のヒント」も多くの気づきを与えてくれますが、トイレの準備等の情報は、わずか1ページ。これまでも、家族の数×1日のトイレの回数×トイレが使えないに日数で、これだけの備えが必要ということは言われていますが、実際に万全な備えと胸を張って言える方はいらっしゃいますか?この研修会では、実物を手に取って、どこで、いくらで手に入れることが出来るのかを、お伝えします。多くの携帯トイレ、便器、尿器、凝固剤、防臭袋などを準備しています。
災害時の最大のわたくし事。食事は分け合えても、トイレに行きたいのは分け合えません。すべての生活が根底からひっくり返されて、どうすればいいのか途方に暮れる大災害。せめて、自分で出来ることは自分で準備しましょう。この研修会が、皆さまの次の行動につながることを願って、ご参加をお待ちいたしています。会場準備の都合上、事前のお申し込みをお願いいたします。(防火防災部・婦人部・広報部)