D級可搬消防ポンプ 訓練は何度でも
月に1回、第三木曜日夜8時に実施している、「D級可搬消防ポンプ操作訓練」、9月18日(木)に実施いたしました。毎月のこの第三木曜日を 私共は「Dポンデー」と呼んでいます。ウルトラセブンが見守る砧八丁目児童遊園(砧8-16-2)で、法人格 砧町自治会の防火防災部の主導で、取り組みました。この日の昼間は、熱中症警戒アラートが発令されていましたが、夜の8時ともなると、この公園にも、秋の気配が忍び寄ってきます。自然豊かなこの公園は、スズムシ、マツムシ、コオロギ、キリギリス、クツワムシなどの虫たちの大合唱で賑やかでした。



これまでも、祖師谷みなみ商店街振興組合の皆様と、月に一度定期的に実施してきた「D級可搬式消防ポンプ操作訓練」。その通称Dポンと呼ばれるD級可搬式消防ポンプは、平時は八丁目児童遊園内の倉庫に格納されています。D級可搬式消防ポンプ(以下Dポンと表記)は、一般人が操作できる最大の能力を持つ消防ポンプです。ガソリンエンジンを使用して水をくみ上げ、放水、消火作業をする資機材です。電源は必要としません。「可搬式」という名前の通り、持ち運びがしやすく設計されていて、1~2人でも運搬可能です。軽量なため、人力で運び、狭い場所や水利の近くに設置することができます。D級というのは、ポンプとしてはもっとも小さいクラスで、初期消火に対応して、火の拡大を防ぐのに役立ちます。車両が入りづらい狭い路地などでも、活躍します。シンプルな構造なので、訓練を繰り返すことで基本操作を習得することが可能です。



いざという時、Dポンは一般市民が操作可能な、最大級の消火資機材です。ぜひこの操作訓練に参加して、ご自分の地域の防災力がどれくらいのものか、実際にご覧になってみませんか!このDポンによる消火活動には、ポンプの現物と、操作に携わる人と、操作スキルの三つが必須です。このDポン操作訓練は、地元商店街の皆様と合同で毎月一回訓練を実施しています。多くの人が訓練に参加することで、地域の防災力を強化することが出来ます。



しかし、このDポンだけでは、大規模災害が起きた時の、同時多発火災には対応できません。小さな火のうちに消火することが重要です。皆さまは、ご家庭の消火器の使用方法、使用期限の確認、ご自宅近くの街路消火器の場所、そして火災が起きた時に、声を掛け合って消火作業に取り組める、日頃からのご近所付き合いを、意識してみてください。(防火・防災部 部長O


