防火防災訓練 10月12日(土)富士見公園で!

地元の防災訓練に参加しないで、どうしますか?防災の基本中の基本は、「防災訓練に参加する!」です。法人格 砧町自治会主催の防火・防災訓練は、10月12日(土)9:30より、富士見公園(砧4-36-1)で実施いたしました。富士見公園は一時集合所にも指定されていて、会場までの行程も避難経路の確認となります。お天気に恵まれ、青空の下、地域の防災力がどれほどのものかを確認出来て、ご自宅の備えについても、足りないスキルや物品についても知る良い機会となりました。当日は、土曜日とあって、公園に遊びに来た親子連れの皆さんが多く参加されました。防災訓練は、地域にどのような方がお住いなのか、顔合わせの場との考え方もできます。自助・共助・近所のように、災害時こそご近所の力が必要です。情報を手に入れるのは簡単な世の中になってきています。しかし、いざという時に必要なのは、それを生かすスキルです。実際に体験してみてこそ、その力が発揮されます。地震、風水害、富士山の噴火なども心配です。今回の会場の、区立富士見公園(砧4-36-1)には、訓練実施を知った方や、偶然公園に遊びに来た方など様々な方がご参加くださいました。スタンプラリー方式で、ポイントを廻るなかで、役員や他の方と交流する様子を多く見かけました。昨年の開催会場の砧八丁目児童遊園(砧8-2-21)は、遠くて行けなかったとおっしゃる富士見公園の近隣にお住いの方も、積極的にご参加くださいました。

富士山が望めるから、富士見公園。リニューアルした際に設置された、富士山のタイル画もおしゃれです。開催前8時には、オレンジ軍団勢揃い。役員他サポーター、OB、地元小学校の保護者の皆様、消防団、それぞれのポイントの準備に従事します。砧まちづくりセンター所長の訓練に対する心構えのお話を聞いて、いよいよスタートです。恒例の方言バージョンのラジオ体操の後、全員でスタンドパイプ操作訓練をしました。その後、各自ポイントを廻ってスタンプゲット。スタンプが揃うと、豪華な?お土産がもらえます。高低差のあるこの公園、見通しが良く、各ポイントが分かりやすくて、申し分のない会場です。

成城消防団第5分団3部の皆さまにも、ご協力いただきました。ピカピカの真っ赤な車で駆けつけてくださいました。いざという時に頼もしい方々です。車の前で記念写真を撮る親子連れもいました。このかっこいい姿に、将来消防団に入団して活躍してくれる子供もいるはずです。消防団の皆様には、スタンドパイプ操作訓練や、救急救命訓練(AED)のご指導をお願いいたしました。防災訓練の開始前には、近隣をこの赤い車で広報活動で回っていただき、参加勧誘活動にも、ご尽力いただきました。

スタンプラリーのポイントは、7ケ所。搬送訓練の担架移動では、法人くんが大活躍。いつもは自治会館前でアイキャッチとして地域の皆様に愛されていますが、今日こそ本来の防災ダミー人形としての役割を果たしています。車椅子を押してみる体験も実施いたしました。初期消火訓練では、係員の丁寧な説明があり、実際に的を狙って消火してみます。これをマスターすれば、本番に慌てることなく対処できそうです。ただし、消火器が使用できる時間は思いのほか短くて、背丈ほどに炎が上がった時には、逃げるしかないそうです。声を掛け合い、素早い対応が大切です。ご自宅の消火器の使用期限や、日頃から街路消火器が、どこにあるかを意識しておきたいものです。黄色いテントの煙中訓練も、体験してみて初めて、煙に巻かれた時の本当の怖さが体験できます。どのように出口に辿り着けるか、冷静な判断が求められます。

災害時に自立して生活できる基本、在宅避難に必要なアイテムを揃えて展示いたしました。防災用品はいろいろありますが、特にトイレ対策に絞っての展示となりました。自治会で作成している「安心トイレ」や、市販の携帯トイレも約20点、現物をお目にかけました。凝固剤の実験では、この固める速さや、消臭効力などを、色水を使って体験していただきましたが、本当に注目して惜しいのは、固めた廃棄物の膨大な量です。携帯トイレの準備は、家族数×何日分と言われています。しかし、廃棄するこの分量の対策として、法人格 砧町自治会では「三件分別」を提唱しています。三件とは、大・小・紙類です。小の処理には、尿瓶やペットボトル型尿瓶などがお勧めです。また、携帯トイレの構成を知っていただくため、「アートイレ」を作っていただきました。各自素敵な作品を完成させて、お持ち帰りいただきました。トイレの壁に飾って、いつも眺めてトイレパニックに備えることを意識をしてください。災害時の避難所の収容人数を考えると、ほとんどの人が在宅避難をすることになります。世田谷区の防災キャラクターは「じじょすけ」そして「せたがや防災ギフト」の申し込み締め切りは、11月30日です。さあ自主防災を考え、動き出しましょう!                      (防火防災部 部長O)