この季節は 火の用心!

令和7年3月1日(土)から3月7日(金)まで、令和7年春季全国火災予防運動が全国各地で実施されます。 「春季全国火災予防運動」は、空気が乾燥し火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図ることで、火災の発生を防止し、火災による死傷者の発生や財産の損失を防ぐことを目的に、毎年実施しています。

春の全国火災予防運動の時期は、天候は安定していても「春一番」など風の強い時期。火災の怖さは延焼による近隣への被害拡大、1度に複数の死傷者が発生するケースも少なくないことです。お出かけ前、おやすみ前には火の元を確認!住宅火災件数は、コンロが一位、続いてたばこ、ストーブとなっています。火を使っているときは、その場所から離れないようにしましょう。また、着衣着火にも気をつけましょう。調理中のガスコンロの火や、仏壇のろうそくの火などが、「今着ている服」についてすぐに燃え上がる現象を「着衣着火」と言います。衣類の袖口などから着火する場合が多く発生していますが、腹部などから燃え出すと大変危険で重度のやけどや死亡にまで至ることがあり、大変恐ろしい現象です。「着衣着火」は、生地の表面が起毛している場合など、生地が空気を含んで燃えやすい状況になっているときに発生しやすく、特に、表面に綿・レーヨンなどの毛羽のあるものは十分に注意しないと簡単に着火します。このように、わずかな炎の着火で短時間に衣類の表面を火が走る現象を「表面フラッシュ現象」と呼びます。

リチウム電池による火災も増加中!スマホやノートパソコン、デジタルカメラ、コードレス電化製品などで使われる「リチウムイオン電池」は、電解液に燃えやすい物質を使用しているため、純正品以外を使用すると破裂によって電解液が漏れ出し火災の原因になるケースもあるそうです。ご注意ください。

マイ消火器を備えましょう!ご自宅にマイ消火器を備えることは、早い初期消火が可能な上、電気・油火災にも有効だそうです。使用方法を確認しましょう。ぜひ一度、法人格 砧町自治会の防災訓練で実際に操作してみることをお勧めします。「ピン・ポン・パン」と覚えるのがいいようです。ピンで、安全ピンを引き抜く。ポンで、ホースを外し、火元に向ける。パンで、レバーを強く握るという手順です。また、消火器の使用期限も確認しておきましょう。消防職員を装った、悪質な訪問販売にもご注意ください。また、廃棄するときの問い合わせ先も確認しておきましょう。合わせて、住宅用火災警報器の使用期限も確認しましょう。目安は、設置後10年です。ぜひ この時期に、住宅用火災警報器の点検を実施して、故障・老朽化した機器を交換しましょう。

成城防火防災協会女性部に所属する、法人格 砧町自治会の女性理事2名は、3月9日(日)小田急線成城学園前駅中央改札前で、11時から12時の間、チラシ配布などの「火災予防運動における広報活動」を、微力ながらお手伝いすることとなっています。(防火・防災部 部長O)