D型ポンプ操法訓練 11月16日(木)
11月16日(木)午後8時より、砧八丁目児童遊園(砧八丁目2番21号)で、可搬式消防ポンプ(D型ポンプ)の操法訓練を行いました。先月に続いて、2度目となります。公園中央に設置された、ウルトラセブン像に見守られながら、地元の祖師谷みなみ商店街の皆様と自治会役員が訓練をいたしました。夜間に実施するのには訳があります。商店街の皆様のお仕事の都合により、この時間帯の実施となっています。災害はいつやってくるか分からないと言いながら、自治会主催の防災訓練などは、天候がよく、参加者の集まりやすい曜日、時間帯を設定していました。しかし思いがけないことに、夜間のこの時間帯に実施してみて、あぶり出される問題点が多数ありました。前回、ピンポイントで手元を照らす照明が無かったことは、投光器に延長コードを繋げて解決しました。また、自治会所有の小型発電機も使用してみました。個人個人も、ヘッドライト、懐中電灯、リフレクターの準備を忘れませんでした。照明の問題に関しては、少し良い方向が見えた気がしました。
前回、危険防止のために防火水槽の周りに、パイロンとトラ棒を設置しようとの反省もあり、防災倉庫に備蓄してある物で、スムースに設置出来ました。参加者の服装について、安全確保のため、ヘルメットを装着しようということになり、やはり防災倉庫に装備してあるヘルメットも装着してみました。しかし、かぶってみると重い、さらに顔を覆うタイプなので、横を向いたときに視界が確保できない、などのマイナス面も確認できました。こんな小さなことからですが、消防士の皆様は本当にご苦労様だと改めて感じました。今回も、多くの反省点がありました。次回に向けての最大の課題は、大災害時の火災現場にこのD級ポンプを搬送し、セットして、放水までの時間の短縮です。活動に携わる最低人数が揃ったとしても、実際の火災現場での消火活動までには、かなりの時間を要します。小さな火のうちに、それぞれが消火活動することが重要だと改めて感じました。今回もエンジンをかけた時の騒音が激しかったので、近隣の方にご不快な思いをさせてしまいました。今後の訓練時には事前の周知が必要なのと、是非近隣の方にもこの訓練に参加していただきたいと感じました。
このD級ポンプ操法訓練は、月に1回、毎月第三木曜日の夜を予定しています。ぜひ、地域の皆様も、ご参加いただくように企画を、考えております。とにかく多くの習熟したスタッフが必要です。その前に、こんな協力もお願いします。ご自宅近くの、消火栓の位置、防火水槽の場所、街路消火器の場所、確認してみてください。火災現場近くのそれらの場所を、素早く指示してくださることも立派な防災活動です。いくつかの反省点はクリアできましたが、来月からは寒さの問題が出てくるようです。悪い条件下で、何度も丹念に練習して、いざという時の、戦力となれるよう、経験を積み重ねていきたいと思っています。 (防火・防災部 部長O)