2020 法人格 砧町自治会 防火防災部
災害時は消防車は来ない。住民が協力して 消火活動に取り組もう!
* スタンドパイプって何? |
大規模地震の後に、同時多発火災が発生すると、消防車の到着は期待できません。 近くの住民が、協力して消火活動にあたる事になります。 スタンドパイプとは、消火栓に接続して、水道の水圧を利用して 放水して、消火作業をする器具です。 ほとんどが、地元の町会・自治会の所有のものです。 砧八丁目児童遊園の入り口には、スタンドパイプの赤い箱と、 世田谷区が設置した街路消火器の赤い箱があります。 公園に遊びに来た際には、注目してください。 スタンドパイプは、地元の商店街、祖師谷みなみ商店街の皆さまと 協力して取り付けたものです。 実際の災害発生時に、即戦力になるべく、訓練も共同で行います。 ⇦こちらは、スタンドパイプとホース、スピンドルドライバーなど 一式が収納されている、固定式のタイプです。 |
固定式のタイプと 可動式のタイプ |
*スタンドパイプはどこにある? |
赤い箱に入っていて、スタンドパイプと表記されています。 これらは消防署や行政の持ち物ではなく、多くは自治会や、商店街などで 所有、管理、訓練をしています。 他の区では、コンビニエンスストアーと協定を結び、設置している例もあります。 法人格 砧町自治会会館の横にも、可動式ボックスに入ったスタンドパイプがあります。 こちらは、可動式のもので、そのまま現場に一番近い消火栓の所まで運び 消火栓に接続して、消火活動を行います。 今回、その搬送訓練を兼ねて、自治会会館から、砧八丁目児童遊園まで 運びました。移動は、車がついているので、一人で十分です。 |
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*スタンドパイプ一式、最寄りの消火栓、消火活動に携わる人最低4人! |
スタンドパイプは、所有するだけでは意味がありません。 訓練を実施して、使える人を増やすことが大事です。 スタンドパイプを操作する人、筒先の担当、ホースを適正に扱う人、全体に号令合図をする人。 これだけの人数が揃って初めて消火作業が開始できます。 ゆっくり丁寧に、操作方法を学びます。 大声で人を呼び集めることは基本です。 消火栓の開け方も、知っておきましょう。 丸いものと、四角いものは、開け方が違います。 車などの重みで、開けにくい消火栓がある事も確かです。 慌てずに、的確に作業しましょう。 |
* 消火栓いろいろ、路上観察 |
路上観察してみると、様々なマンホールがあります。 黄色い太いラインで囲んであるのが消火栓です。 この消火栓に、スタンドパイプを接続して、毎分100のリットルの水を放出することが出来ます。 特に、木造家屋が密集している地域や、消防車が入れない狭い路地などで その威力を発揮します。 消火栓は、数が多く、大変有効な防災水利です。 消火栓の圧力は、なんとホース7本分(1本20m)もあるということです。 スタンドパイプの設置場所と共に、消火栓に位置も意識して見ておきましょう。 丸いタイプと四角いタイプの開け方も確認しましょう。 |
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* 使い方、分かりますか? |
蓋を空けたら、すぐにスピンドルドライバーを差し込みます。 四角いタイプの場合、蓋が倒れてこないようにするためです。 中にある吐水口にスタンドパイプを接続します。 結合が完全に出来ているか、一度上方に引っ張ってみます。 ここで、一度スピンドルドライバーを反時計回りに少し回し、 水が出るかの確認をします。 細かい事ですが、消火栓の中に物を落とさないように注意。 また、夜間の場合、懐中電灯などの照明も必要です。 他の人が消火栓の中に落ちないよう、カラーコーンを置くこともポイントです。 |
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* ホースを延長、結合します。 |
ホースも巻き方によって、伸ばし方が違うそうです。 シングル巻き場合、転がして伸ばします。 スタンドパイプに、ホースを結合します。 ホース先端に、筒先を結合します。 どちらも、カチッと音がするまで差し込み、一度引っ張ってみて 確実に結合されているのかを確認します。 ホースの折れ曲がりが無いかの確認も重要です。 「放水はじめ!!」の合図で、放水を開始します。 合図確認後、スピンドルドライバーをゆっくり回し、放水操作をします。 放水の反動力があるため、しっかりと前傾姿勢を取りましょう。 確実な操作、ポイントごとの確認、声を出し合図の確認など 一人一人の操作手順の習熟に加え、 チームワークが最も大切だということに気が付きます。 自分たちが出来ることで、この町を守るという意識も必要です。 |
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* やっぱり、普段からの交流が大事。町で顔見知りを増やそう! |
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いつどこで発生するかわからない火災に対しての備えは、消火資機材はもちろんですが 協力し合う地域の人々の力が重要です。 先ずは、地域の人が優しく手を繋ぎ合う自治会に、加入することをお勧めします。 商店街に出かけて、顔見知りを増やすことも日常で出来そうです。 今回の訓練を通じて、声を掛け合い、協力し合うことの大切さを実感致しました。 また、スタンドパイプは女性や高齢者でも、訓練をすれば使いこなせるということです。 力のある男性だけが活躍するのではなく、 商店街の女性部や、地域の学校の保護者の女性だけでの訓練も 是非とも実施したいと計画しております。 どうかスタンドパイプのボックス、消火栓の位置など 日頃から確認したり、意識することをお勧めします。 また、次回の訓練には、皆さまが積極的にご参加下さるよう、お呼びかけいたします。 法人格 砧町自治会では、防災だけではなく、 この地域で生活する人すべてが、安全で、安心で、 いつまでも暮らしていきたい安住の町にするため 防犯活動、交通安全、環境美化 等の活動を行っております。 地域のつながりを意識できる、盆踊りやさくら祭り、七夕祭りなど、 みんなが楽しく参加できるイベントが、コロナ禍のため、中止や延期となってしまい 残念な気持ちでいっぱいです。 コロナ禍が終息したなら、また皆さまと楽しいイベントでお会いしましょう。 |
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h法人格 砧町自治会 |
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